第1話「帝都・花の華撃団」


〜プロローグ〜


無数の桜の蕾。平和な帝都の街。新聞を叩き売る記者。
「さーさー、号外だよ!あの帝国歌劇団・花組の特別レビュウ公演決定だ!見ない奴は帝都市民とは言えねぇぜ!」
新聞を受け取り、喜ぶ人々。桜の開花を待つ上野公園の子供達。『これがレビュウ』を歌い、公演中の花組。拍手喝采の観客。ハイタッチする三人娘。見守り、微笑むかえで。テラス。揺れる十字架のペンダントに月光。
(――大帝国劇場。帝都一の劇場に海軍少尉の俺が赴任してもう一年が経とうとしている。俺達はこの劇場で出会い、絆を深め、正義を示してきた)
繁盛する売店で売る椿。案内する由里。伝票整理に追われるかすみ。楽屋で打ち上げする花組。支配人室で酒を飲む米田。米田の酒を奪い、飲むかえで。入浴する三人娘、入ってくる加山に風呂桶を投げつける。ペンダントを握る大神。
(思えば色々なことがあったな…。本当にあっという間だった…)
大神に近づいてくるあやめ。振り返り、微笑む大神を照らす月。



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