「藤枝あやめです。ゆっくり前回を振り返りたいところだけど、そうも言ってられない状況になってしまったわ。ご覧の通り、遂に天海が六破星降魔陣を発動させてしまったの。〜〜恐れていたことが起きてしまったわ…」
破壊されていく帝都。逃げる人々。
「〜〜あんなのをもう一度発動させられたら、本当に帝都は壊滅だわ…」
瓦礫が落ちてくる。身構えるあやめをかばい、瓦礫を斬る大神。
「ご無事ですか!?」
「えぇ、ここは大丈夫よ。あなたは翔鯨丸に搭乗して!私もすぐ行くわ」
「了解です!あやめさんもお気をつけて…!」
敬礼し、走っていく大神。
「ふふっ、大神君も花組隊長として本当に成長してくれたわね…。――そう、前回、私は気づいたの。今、本当に愛する人…、それは山崎少佐じゃない、大神君なんだって…。ようやく自分の気持ちに素直になることができたわ。本当、人を愛するって素敵なことよね」
ダイジェストが流れる。爆発音。人々の悲鳴。破壊されていく建物。
「のんびりなんかしてられないわね…。――遂に今回は天海との直接対決よ。帝都の明日の為、そして、大神君との未来の為、私も負けられないわ…!大神君、皆、行くわよ!帝国華撃団、出撃!!」