第3話「オンリー・マン」


〜前回のダイジェスト〜


「大帝国劇場へようこそ、真宮寺さくらです!前回のお話を振り返るというこのコーナーも今回で2回目。何だか初回から見直す手間が省けて、とっても節約上手になれた気分ですよね〜、大神さん!」

「ハハハ、そうだね。――それでは、第2話『敵の名は黒之巣会』のダイジェストを紹介していきましょう」


ダイジェストが流れる。

「帝国華撃団・花組の隊長に任命され、やる気満々の大神さん。でも、なかなか思うように隊員をまとめることができません…。一方、新しく始まる蒸気テレビジョン放送で帝都はますます華やいできました。けれど、繁栄する都市にこそ人の闇は集まりやすいもの…。帝都の情報網を混乱させようと、謎の呪術師・天海が帝都タワーに乗り込んできたんです。芝公園の露店で妖し気な術がかかったアクセサリーを大神さんに買って頂いた私も操られた女性の一人として、タワーを破壊しようとしてしまいました…。〜〜うぅ…、せっかく大神さんからの初めてのプレゼントだったのに、とんでもないことになっちゃいました…」

「〜〜ご…、ごめん…。まさか敵の陰謀だとは気づかなくてさ…」

「んもう、大神さんってば…。それでも花組の隊長ですか!?――『あなたは、隊長失格です!!』」


マリアの真似して大神を指さすさくら。

「〜〜ガ〜ン…!!」

「あ、ちなみにこれは、今回の主人公・マリアさんの名台詞です。ゲーム版でもおなじみですよね〜!」

「〜〜うぅ…、そんなこんなで俺達は初めて自分達の力で黒之巣会に勝てたわけですが、副隊長のマリアだけは変わらず俺に冷たいです…。果たして俺はマリアに隊長として認めてもらえるのでしょうか…?」

「それでは、第3話『オンリー・マン』、間もなく開演で〜す!」



★3−1 ★3−2 ★3−3 ★3−4

舞台(長編小説トップ)へ

サイト・トップへ