★13−3★



最高潮の常磐の鼓動。蒸気バイクで走るあやめ。ハンドルを握りしめる。

(近づくにつれて、どんどん妖気が高まってきてる…。〜〜大神君…!)

『――おおぉ…、藤枝の…巫女ぉ…』


甦る常磐。止まる観覧車。園内が停電。パニックになる人々。

「かえでさん…!」

「えぇ…。まだ他のがうろついてるみたいね」


人々の悲鳴。大量発生した降魔が人々を襲っている。

「〜〜いつの間にこんな…!」

キネマトロンが鳴り、受信する大神。

『大神さぁん、聞こえますかぁ!?』

「椿ちゃんかい?どうした!?」

『やったぁ!大神さんから応答、ありましたぁ!』

『よし、よく聞け!花やしきに異常な霊力反応を確認した。すぐに調査にあたってくれ!』

「了解しました!よかった、丁度花やしきにいるんですよ」

『んなこたぁ、とうに知ってるってんだ』

「え?」

『すぐに花組を送るから、到着次第合流しろ。かえで君も神武に搭乗してくれ。何が起こるかわからねぇからな』

「了解しました!」

「あのぉ、何で俺達が花やしきにいるってご存知なんですか?」

『フッ、おめぇもおっかねぇ母ちゃん持つと苦労するぜい?』

『女の嫉妬ほど怖いものなんてないんですからね〜』

「え…?〜〜それって…」

『副司令は先程そちらに向かわれました。覚悟しておいた方がいいですよ』

「え…?〜〜えぇっ!?」


通信が切れる。

「さーて、気の毒な隊長は放っとくか。――マリア、出撃命令を!」

「了解!帝国華撃団、出撃!場所は花やしきよ!!」

「了解!」

「切られた…。〜〜まずい、俺、約束すっぽかしたことになってるんだよなぁ」


頭を抱える大神を見つめ、立ち上がるかえで。

「……入口に予備の刀があったわね。早く行くわよ、命令なんだから」

「は、はい…。〜〜はぁ、参ったなぁ…」

「……合流…か…」


ふてくされるかえで。

★               ★


走る路面電車。乗ろうとした男の帽子がバイクの風で飛びそうに。バイクで追い越し、止まってヘルメットを脱ぐあやめ。花やしき入口に到着。

「〜〜すごい妖気だわ…。大神君、大丈夫かしら…?…ふんだ、私をほったらかしにするからよ」

バイクから降りるあやめ。従業員が走ってくる。

「支部長…!よかった、まだいらっしゃったんですね!」

「え?」

「謎の男が降魔を操って暴れてるんです!支部のガードも突破されて…」

「何ですって…!?そいつの正体はわかる?」

「申し訳ありません。誰も存じ上げておらず、対策が思い浮かばなくて…」

「状況はわかったわ。すぐに全員を集めて!占領される前に撃破します!緊急用出入口を開放して!」

「了解!緊急用出入口、及びダストシュート、開放!」


ダストシュートに飛び込み、軍服になるあやめ。ネックレスは付けたまま。着地して基地に入り、モニターで状況を確認するあやめ。

「被害が大きいわね…。その男はどこ?」

「只今、基地の内部に潜入確認しました!ここに来るのも時間の問題かと」

「まずいわね…。すぐに防御壁を設置して!作戦指令室だけは守るのよ!」

「了解!」


作業に入る従業員達。隠し扉を見るあやめ。

「〜〜くっ、早く本部に連絡しなきゃ…!」

「あの、大神少尉はどちらに?先程までご一緒でしたよね?」

「私が大神君と…?」

「はい。皆、喜んでましたよ、支部長が会いにいらしてくれたって」

「……その話、詳しく聞かせてくれる?」

「え?」


警報音。

「男が急接近中!防衛部隊、突破されました!」

「な、何ですって…!?」


扉が開く。仁王立ちであやめを睨む常磐。母にとどめを刺す常磐を回想。

「〜〜あ、あなたは…!!」

「ご存知なんですか!?」

「〜〜私の母を殺した張本人・常磐よ…!」

「藤枝の巫女がまだ生き残ってたとはな…。くくくっ、しかもこんなべっぴんとは…!早く一発かましてぇぜ…!」

「…下品なところは変わってないようね」

「お逃げ下さい、支部長!ここは我らが…!」

「〜〜危険よ!下がりなさいっ!!」


常磐に向かっていく従業員の戦闘部隊。倒していく常磐。

「けっ、準備運動にもならねぇな」

投げ飛ばされる従業員。剣を抜き、構えるあやめ。

「〜〜やめて!!狙いは私でしょう!?相手になってあげるわ…!」

「ほぉ、少しは楽しませてくれそうだなぁ、お・ね・え・さ・ま」

「〜〜お母様の仇…、はああああっ!!」


剣で戦うあやめ。腕の筋肉で防ぐ常磐。驚くあやめ。

「その太刀筋、母親に瓜二つだな。がはは、俺は嬉しいぞ、もう一度この手で巫女を殺せるなんてなぁ!!」

筋肉が隆起し、拳で攻撃。よけるあやめ。拳で壊れる機械。驚くあやめ。

「おおぉ、力がみなぎる…!これが叉丹の力か…!」

「叉丹ですって…!?〜〜きゃ…っ!?」


後ろからあやめを抱きしめる叉丹。

「逃がさぬと言ったはずだぞ?」

「〜〜く…っ、まさか常磐も…!?」

「そう、私が甦らせた。どうだ、母を殺した憎き相手と対峙して?」

「〜〜ふざけないで!!私達姉妹の気持ちを何だと思ってるの…!?」

「その目、まっすぐ悪と立ち向かう光が灯った目…。気に入らぬな」

「そいつぁ俺の獲物だ!横取りすんじゃねぇよ」

「もちろんだ。だが、殺してはならぬ。あくまで生け捕りだ」

「〜〜誰があなたなんかに…!」


叉丹の腕を振りほどき、常磐に攻撃するあやめ。

「がははは!いいぞ、もっと霊力を放出しろ!貴様の霊力を奪って、俺は今度こそ神になるのだ!!」

「〜〜巫女狩りなんて悪趣味を持つ奴が神になれるわけないでしょう!?」

「くくく、霊力さえあれば全てが思い通りだ!こんな風にな…!!」


背中から腕が生える常磐。

「どうだ?お前の母親の霊力でこんなこともできるようになったぞ」

「〜〜しま…っ!〜〜きゃあああっ!!」


あやめに攻撃する常磐。

「くくっ、いいぞ、もっと痛ぶってやれ。私を断ち切った罰にな」

「きゃああっ!!ああっ!!〜〜ああんっ!!」

「素晴らしい…。ククク…、貴様の悲鳴こそ最高の旋律だ…!」


あやめを放す叉丹。崩れ落ち、剣で支えて膝をつくあやめ。

「〜〜くぅ…っ!はああああっ!!」

常磐に斬りかかるあやめ。よけ続け、剣を素手でつかむ常磐。

「さすがは藤枝の巫女、なかなかの剣筋だぜぇ?」

片手で剣を折る常磐。驚くあやめ。攻撃する常磐。

「だが、まだ母親には及ばねぇな…!!」

「きゃああああっ!!〜〜う…っ!ああああっ!!」

「くくくっ、美人にこんな可愛い声出されちゃ、たまんねーよな!」


あやめを叉丹にパスする常磐。よろけ、叉丹に抱きとめられるあやめ。

「まったくだ」

あやめを突き飛ばす叉丹。

「せっかくだ。もっと可愛がってやれ」

「へへ、言われなくともわかってるよ!」


あやめの髪を掴み、立ち上がらせて攻撃する常磐。

「おら、立て!もっと抵抗しろよ!えぇ!?」

「うあ…いや…っ!あああんっ!!」


よろけるあやめを持ち上げ、床に叩きつける常磐。

「おっと、おねんねかい?まだ早いぜ!」

失神寸前のあやめの頬を叩く常磐。

「顔は勘弁してやれ。あの若造が悲しむからな」

「ちっ、わかったよっ!」


あやめの腹を踏む常磐。

「うあああっ!!あ…あぁ…」

「〜〜し、支部長…」


剣に手を伸ばすが、叉丹に手を踏まれる部下。

「〜〜ぐあ…ああっ!!」

「邪魔をするな、雑魚が」

「や…、やめて…きゃあああ!?」


あやめの胸を踏みつける常磐。

「へへ、こりゃたまんねーな。おい、叉丹、もういいか?」

「アジトに戻ってからだ。それより…」


前に手を出し、集中する叉丹。黒い光が一筋伸び、隠し扉に当たる。

「ふっ、ここか」

剣で壁を壊す叉丹。神剣が置いてある部屋の扉が現れる。

「神剣を奪われ、捕虜になる…。最高の一日だな」

叉丹を睨むあやめ。扉に手を触れるが、光に弾き返される叉丹。

「ちっ、無駄なことを…」

軍服の襟を引っ張り、あやめを起き上がらせる叉丹。

「捕虜としての初仕事だ。この扉を開けろ」

「ふっ、素直に…聞くと思って…?」

「逆らえば命はないぞ?」

「殺すなら殺せばいいわ。でも、それで困るのはあなたじゃないかしら?」


あやめの頬を叩き、扉に押しつける叉丹。

「私が気が短いことは知っているだろう?もう一度言う、扉を開けろぉ!!」

あやめの霊力が扉に流れる。

「〜〜く…っ、あああああ〜っ!!」

倒れるあやめ。扉が開き、神剣が祀ってある部屋が見える。

「くくく…、これが神剣白羽鳥か…!」

手を入れ、神剣を掴む叉丹。神剣が光ってお札になり、叉丹の手を焼く。

「囮だと…!?〜〜ぐあああああっ!!」

「そう簡単に…っ、奪われてたまるものですか…!」

「〜〜貴様ぁっ!!」


あやめに衝撃波を撃つ。飛ばされ、壁に背中を強打するあやめ。

「なかなかのショーだったが、まだ物足りぬみたいだな。常磐、遠慮はいらぬ!自分の立場をわきまえぬこいつに制裁を加えるのだ!!」

「がははは!待ってましたぁ!!」


あやめに近づいていく常磐。二人を睨み、ネックレスを握りしめるあやめ。

(〜〜大神君…っ!!)

★               ★


キネマトロンであやめに連絡し続ける大神。降魔を斬り伏せるかえで。

「〜〜くっ、全然通じない…!一体どこだ、あやめさんは!?」

「よそ見は後にしなさい!今はこいつらをどうにかするのよ!」

「し、しかし――は…っ!」

「〜〜パパぁ、ママぁ、どこぉ?」


泣く子供に襲いかかる降魔。子供をかばい、降魔を斬る大神。

「大丈夫かい?」

「ありがとう、お兄ちゃん!」

「――良子…!」

「パパ!ママ!」


両親に駆け寄る子供。子供を抱きしめる母親。

「あぁ、よかった…!どうもありがとうございました!」

「何とお礼を言ったらよいか…」

「いえ、それより早く避難を!軍が手配したバスが入口にありますから」

「あなた方は…?」

「後で向かいます。さぁ、急いで下さい!」


頭を下げ、避難する家族を見つめるかえで。園内の施設を壊す降魔達。

「〜〜やめなさいっ!!」

降魔達を斬り続ける大神とかえで。新しい降魔達が寄ってくる。

「これじゃきりがない…!〜〜ったく、さくら達はまだなの!?」

「〜〜くそ、神武さえあれば…うわあっ!!」


大神を攻撃した降魔を斬るかえで。

「怪我するのは勝手だけど、足手まといにはならないでよね」

「〜〜ははは…、心配の言葉なしですか…」


寄りかかっていた岩が動き、ダストシュートが見える。

「これは…?」

「花やしき支部のダストシュートだわ!こんな所に隠されてたなんて…」

「支部…?そうか!もしかしたらあやめさん、そこに…!」

「ま、こんな時だから一人でも応援頼めればありがたいわね。行くわよ!」

「了解…〜〜うわあっ!?」


降魔の攻撃をぎりぎりよける大神。剣で降魔を斬るかえで。

「ぐずぐずしない!」

「す、すみません…」


ダストシュートに逃げ込む大神とかえで。着地。荒された支部内。

「〜〜くっ…、こんなことになってたとは…」

「どうやら、支部の存在を気づかれたみたいね…」

「〜〜あやめさん!俺です、大神です!返事して下さぁい!!」

「まずいわね…。この分だと、もう作戦指令室を制圧されたかも…」

「〜〜くっ、ちくしょう…!!」

「…熱血漢はこれだから」


全速力で走る大神。笑顔で励ますあやめを回想。

(〜〜あやめさん…!あなたは絶対に俺が…!)

「――きゃあああーっ!!」

「この声は…!〜〜あやめさんっ!!」


あやめを見つけ、壁に隠れる大神。機械に倒れこむ傷だらけのあやめ。

「あやめさん…!〜〜くそぉっ!!」

助けに行こうとした大神の肩を押さえるかえで。

「待って!今は花組との合流を待ちましょう。生身の体では勝てないわ」

「あやめさんの危機なんですよ!?すぐに助けないと――!!」

「これは上官命令よ?逆らえば処罰するわ」

「〜〜く…っ」

「〜〜きゃああっ!!」


床に倒れるあやめ。ハッとなる大神とかえで。あやめを蹴る常磐。

「がはは、もっと泣き叫べ!霊力のない巫女なんぞ赤子同然だからなぁ!!」

「が…っ!〜〜あ…がぁ…」

「くくく…、さすがは帝国華撃団・副司令。なかなかの忍耐力だ」


あやめの顎を押し上げる叉丹。

「だが、花やしき支部は我々が完全に制圧した。貴様の負けだ。おとなしく神剣のありかを教えろ」

(〜〜く…っ、霊力さえ戻れば…、こんな奴ら…っ!)

「もういいだろ?目の前にこんな美女がいるってのに、お預けはきついぜ」

「これだからけだものは…。まぁよい、そういう堕とし方もあるからな」


あやめに近づく常磐。後ずさるあやめだが、後ろは壁。

「〜〜あやめさん――!」

「待ちなさいって言ってるでしょう!?今、出て行ったら、返り討ちよ!?」

「〜〜ですが…」


悔しくあやめを見つめる大神。怯えるあやめ。

「へへ、いい体してるじゃねーか…」

「いやっ!〜〜さ、触らないで…きゃあああ!?」


常磐に押し倒されるあやめ。

「楽しませてくれた褒美だ。好きにするがよい」

「へへ、そうさせてもらうぜ…」


あやめの首筋に噛みつき、吸いつく常磐。

「〜〜いやああっ!!やめてぇっ!!」

「ちっ、邪魔なネックレスだな」

(――あれは…!)

「〜〜や…っ!待って、それは…」


ネックレスを引きちぎる常磐。ショックなあやめ。

「きひゃひゃひゃ!彼からの贈り物だったのかな?あーあ、バラバラだ」

「〜〜よ、よくも…!〜〜ああっ!!」


睨むあやめの頬を叩く常磐。

「よくも、何だ?こんなか細い腕で俺様を倒せると思ってるのか?えぇ!?」

軍服のボタンを引きちぎり、胸に顔をうずめる常磐。

「あ、あぁ…!〜〜いやあああっ!!」

拳を握る大神。ぼたんの最期を思い出し、うつむくかえで。

「手短に頼むぞ。奴らが来たら厄介だからな」

「帝国華撃団か。その正義の上官様が俺の手中にある。がはは、最高だな!」

「〜〜いやああっ!!大神くぅん!!」


涙を流して抵抗するあやめ。笑って見守る叉丹。

「くくっ、あの小僧にも見せてやりたいものだな」

「〜〜あやめさん…」

『――いずれはお婿さんに来てほしいな』

『――ありがとう』

『――大好きよ、大神君』

「〜〜黙って見てるだけなんて…、できるわけ…ないだろおおっ!!」

「あっ、馬鹿…!」


飛び出す大神。気配を感じ、笑みを浮かべる叉丹。常磐に斬りかかる大神。

「うおおおおおっ!!」

「何…っ!?〜〜ぐわあっ!!」


斬られる常磐。あやめを抱き寄せ、剣を構える大神。涙目で喜ぶあやめ。

「大神君…!」

「遅れてすみません!」

「やはり来たか、大神。いかがだったかな、愛しの副司令様の濡れ場は?」

「〜〜葵叉丹!貴様だけは絶対に許さん!!」

「ほぉ、これは頼もしい。…だが、敵は私だけかな?」


立ち上がり、傷が塞がっていく常磐。

「〜〜そんな…!」

「ふははは!残念だったなぁ、俺は叉丹の力で不死身になったんだよ!」


常磐を睨み、あやめを抱きしめる力を強くする大神。

(〜〜くっ、せめてあやめさんだけでも…)

「常磐様、ふっかーつ!覚悟しろーいっ!!」


殴りかかる常磐。剣で防ぐ大神。

「〜〜く…っ、あやめさん、逃げて下さい!この場は俺が…!」

「〜〜だめよ!あなたを置いて行けるわけないでしょう!?」

「俺なら大丈夫です…!あなたを一生守ると誓ったでしょう?」

「大神君…」

「――えい」


常磐を背後から刺すかえで。

「ぐわっ!?〜〜な、何だ、お前!?いつの間に…」

「かえでさん…!」

「ったく、こんな時にくだらないドラマ展開してるんじゃないわ…よっ!」


常磐に延髄蹴りするかえで。倒れる常磐。

「ここは私に任せて、姉さんを連れて撤退しなさい」

「えっ!?無茶ですよ…!」

「そうよ!三人でかかれば…〜〜くぅっ!」

「あやめさん…!」

「そんな怪我でどうするつもり?戦闘の邪魔よ」

「〜〜そんな言い方…!」

「早く行きなさい!…このままだと本当に勝算はないわ」


かえでの剣を持つ手が震えているのがわかる大神とあやめ。

「…行きましょう。今はさくら達と合流するのが先だわ」

「…わかりました。必ず戻ります、それまでどうか…!」

「させるか――!」


逃げる大神とあやめを追おうとする叉丹の首に剣を突きつけるかえで。

「邪魔よ、引っこんでて」

「ふふ…、さすがはあやめの妹だな」

「そのうまそうな霊力…、貴様も藤枝の人間かぁ!?」

「…だったら何?姉さんみたいに抱くつもり?」

「くくっ、今日はついてるぜ。お前も今、屈服させてやる!!」


かえでに襲いかかる常磐。剣で防ぎ、常磐の肩を斬るかえで。

「けけっ、こいつぁ楽しめそうだぜ…!なぁ、叉丹?」

「いいだろう。貴様を倒して、ゆっくり探すとしようか…!」


剣を出す叉丹。構え、霊力を剣に放出して斬りかかるかえで。

(お母様…、私に力を…!)

「――やあああああっ!!」


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