藤枝あやめ誕生日記念・特別短編小説2013
「君偲ぶ日に」その2



「――おっ!来た、来た!」

「大神〜!こっち、こっち〜!」


夜になったので、私と一郎君は海軍士官学校の同窓会に参加する為に横浜の高級ホテルへ出かけた。

ここは来日した外国の大統領も宿泊するという国内でも著名なホテルであり、そこに入っている『不死鳥の間』と呼ばれる大きなホールで開催されるらしい。

「田中、鈴木、佐藤…!三人とも久し振りだなぁ」

「はははっ、大神〜!お前、ちっとも変わってないでやんの♪」

「今は大帝国劇場の支配人をしてるんだって?」

「マジで!?もぎりは卒業したのかよ!?」

「ははは、まぁな」

「でも、まさかあの大神が劇場に就職するとは思わなかったよなぁ?せっかく士官学校を首席で卒業したってーのによ」

「そうそう。将来を約束されたようなもんだったのに…勿体ねぇよなぁ?」

「花組さんの芝居に魅了されたっていう理由なら、わかる気もすっけどよ…。何でまたそんな思い切ったことを?」

「まぁ、色々あってな…。――それより、俺の妻を紹介するよ」

「初めまして。大神の家内のあやめと申します」

「〜〜ふっ、藤枝少佐…っ!?」

「わ…、わざわざご足労頂き、恐縮でありますっ!!」


田中さん達は一斉に私の方を向いてビシッと背筋を伸ばすと、緊張した面持ちで私に敬礼してくれた。

「おいおい、そんな大袈裟な…」

「〜〜バッキャロー!!お前と違って俺らはぺーぺーの軍人なんだぞっ!? 」

「〜〜だから上官と同席というのは、なかなか経験がなくてな…」

「〜〜しかも、こんなお美しい上官の前とあっちゃ、余計緊張するに決まってるだろうがっ!!」

「は、はぁ…」

「ふふふっ、今は軍の上下関係は忘れて下さいな。今の私は陸軍の少佐ではなく、大神一郎の妻なんですから」

「は、はぁ…」

「藤枝少佐がそうおっしゃるなら…」

「きょ、恐縮です…」

「ふふっ、よろしい♪」

「そうですよね。せっかくの同窓会だし、堅苦しいのは抜きにしようじゃないか!」

「ははっ、それもそうだな!」

「ささ、奥様♪どうぞこちらへ…」

「ふふっ、じゃあ、お言葉に甘えて…♪」


田中さんも鈴木さんも佐藤さんも皆、一郎君のお友達だけあって、素直で面白い人達みたいね。

「はぁ〜…。それにしても大神ぃ…、お前マジで藤枝少佐のハートを射止めたんだなぁ…」

「はは、今さら何言ってんだよ?」

「いや…、こうして二人並べて見ると改めてっていうかさ…♪」

「藤枝少佐は海軍の間でも憧れの上官だったからなぁ。やっぱすげぇよ、大神は〜!」

「そ、そうかな…?はははは…♪」

「そういえばお前、少佐の妹さんとも結婚したんだろ?二人も妻がめとれるなんて、大尉殿はいいよなぁ〜?」

「ほ〜んとほんと!こ〜んな美人の奥さんが家に帰ったら二人もいるなんてよぉ」

「お前の奥さんだって綺麗じゃないか。今年、写真付きで年賀状くれただろ?」

「あー、駄目駄目!うちのは鬼嫁だから」

「〜〜うちの嫁さんもだよ…。結婚前は可愛い奴だったんだけどなぁ…」

「ふふふっ、女は子供を産むと、たくましくなるものですから。――さぁ皆さん、どうぞ」

「あ…、す、すみません」


早くも酔いが回ったのか、田中さん達はビールをお酌して回る私をポ〜ッと赤い顔で、そして、トロンとした眼差しで見つめている。

「才色兼備なうえに控えめで、そのうえ健気に夫に尽くす…か」

「ほんっと絵に描いたような完ペキな嫁だよなぁ…♪」

「藤枝少佐にだったら俺、いくらでも尻に敷かれるんだけどなぁ〜♪」

「ふふふっ、お上手ですこと」

「はいはい、しっつも〜ん!藤枝少佐は〜、大神大尉のどこに惚れたんですか〜?」

「えっ?」

「あっ、それ俺も聞きた〜い♪」

「〜〜おっ、おい…!」

「いいだろ〜?減るもんじゃあるまいし〜♪」

「ですよね〜、少佐♪」

「ふふふっ、一郎君の良い所…か。いっぱいありすぎて何を言ったらいいか迷っちゃうけど…、そうねぇ。いつも真面目にお仕事を頑張ってくれるし、皆が嫌がることもすすんでやってくれるし…。でも、たまに相手の顔色をうかがいすぎて、優柔不断になったりもして…。そういう時は『しっかりしなさい!』って、お説教しながらアドバイスしてあげるけど、一日の終わりにはいつも『お疲れ様でした』って優しく笑いかけてくれて、支配人なのに皆が帰った後も一人残って後片付けや掃除をしてくれるの。また明日、花組やスタッフの皆が気持ち良く働けるようにって…。だから、その日どんなに疲れていても彼の笑顔を見るだけで、また明日も頑張ろうって元気が湧いてきちゃうのよね…!そういう風にいつもはおとなしいのに、いざという時は皆に臨機応変に指示を出して、私達・家族や仲間のことを一番に考えて守ってくれるの。……昔、私が立ち直れないほど辛い経験をして悩んでた時も、一郎君はずっと傍で支えてくれたわ。その時思ったの、彼となら辛い過去も忘れられる…。一郎君なら私を一生支えてくれる、素敵な旦那様になってくれるかもって…♪」

「あ、あやめさん…♪」

「ヒュ〜ヒュ〜!お熱いこって〜♪」

「愛されてるなぁ、大神ぃ〜♪」

「あ…、〜〜ご、ごめんなさい。私ったら、つい熱弁しちゃって…♪」

「じゃあじゃあ、お二人の馴れ初めは?初デートはどこ行ったんスか!?」

「〜〜も…っ、もういいだろっ!?」

「いいやっ!俺らより幸せを勝ち取った分、今日はとことんイジメ抜いてやる!!覚悟しろよな〜、大神♪」

「〜〜いぃっ!?」

「はははは…!」


ふふふっ、大神君ってどこへ行っても構われキャラになっちゃうんだから…。

――でも、さっきの私の告白は本当だもの。

大好きだった母と憧れだった梨子姉さんと桃花さんの死、山崎少佐との辛い恋の思い出…。

生まれてから今まで起きた悲しみを全て忘れられるほど、一郎君はずっと傍で私に癒しを与えてきてくれたから…。

「――なぁ?ところで、加山はどうしたんだ?」

「そういえば、来てないみたいだな…?」

「あぁ、加山なら紐育で月ぐ…〜〜じゃなかった!……貿易商をしてるんだってさ♪」

「へぇ、あの加山が海外勤務なぁ!そんで、嫁さんはいんの?」

「結婚はまだみたいだぞ。婚約者はいるみたいだけどな」

「そっかぁ。はぁ〜、独身貴族は羨ましいねぇ…」

「でも大神、やけに詳しいな?お前ら今でも連絡取り合ってんの?」

「〜〜いぃっ!?いやその…、かっ、風の噂に聞いたんだよ!風組だけに♪」

「…?風組?」

「〜〜あ…!べ、別に深い意味はないんだ!!はははは…」

「…?変な奴ー」

「――鈴木く〜ん、佐藤く〜ん、田中く〜ん!」

「あっ、奈緒子ちゃんに友子ちゃ〜ん♪」

「あっ、大神君もいる〜!久し振り〜♪」

「あ、あぁ…」


同級生の美女ペアの方に田中さん達の気が向いたので、一郎君はホッとしながらネクタイを緩めた。

ふふっ、一郎君ってば昔から嘘をつくのが下手なんだから。…でも、そこが可愛いところでもあるんだけどね♪

「――はい。お水はいかが、一郎君?」

「あ…、ありがとうございます、あやめさん」

「楽しいのはわかるけど、あんまり飲み過ぎちゃ駄目よ?明日は楽しい楽しい家族旅行が待ってるんだから♪」

「はは、そうですね。やっぱり、あやめさんがいてくれると助かります。――いつも俺の為にありがとうございます。さっきの言葉、嬉しかったです…♪」

「一郎君…♪」

「――お〜い、大神〜!」

「お前も来いよ〜!」

「今行くよー!――すみません。ちょっと行ってきますね」

「えぇ。ゆっくり羽伸ばしてらっしゃい」


ふふっ、一郎君も久し振りにお友達とお話できて楽しそう…!

私が退屈しないように時々話しかけに来てくれる気遣いも嬉しいな♪

場違いかと思ったけど、やっぱり今日はついてきてよかった…!

「――そういえば…さ、お前ら…、藤倉教官って覚えてる?」

「え?」


――フジ…クラ……?

「あー…、確か海上実習の時、世話になった…!」

「あの時、鈴木だけ船酔いして、夏休み返上で補講受けたんだっけな〜♪」

「〜〜るせぇなぁ!人が忘れようとしてる過去を蒸し返すなっ!!」

「ハハハ!でも、確かにあの教官、美人だったよなー。今日、来てるのか?」

「いや…、〜〜さっき天野の鬼教官から聞いたんだけどよ…、去年亡くなったみたいだぜ?」

「えっ?」

「〜〜マジかよ…?」

「うん…。〜〜演習中に船が座礁して、士官候補生を全員助け出した代わりに脱出が遅れちゃったんだって…」

「〜〜まぁ…、お気の毒に…」

「そっかぁ…。訓練中は厳しかったけど、よく相談に乗ってくれる優しい教官だったよな?」

「まさに教官の鑑のような人だったよなぁ。〜〜惜しい人を亡くしたぜ…」

「俺、写真持ってるかも…!皆と思い出話でもしようと思って、胸ポケットに入れてきたんだが…。――あった、あった!」

「そうそう、この教官だよ!」

「懐かしいなぁ…。〜〜死んじまったなんて信じられないよ…」

「〜〜だよなぁ…。下の名前、何て言ったっけ?」

「えっと確かぁ――」


――『藤倉』…。

〜〜そんなわけないのに…。

でも、その苗字が妙に気になって、私も一郎君の隣で写真を覗き込んでみた。

「――そう、梨子!藤倉梨子だよ!!」

「――…っ!?」


そして、皆が指を差す写真のその教官の顔を見て、私は全身の毛穴という毛穴に鳥肌が立った…!!

「り…っ、梨子…さん…!?」

「…?あやめさん…?」


〜〜そんなわけない…。彼女はもう死んでいるはずなのに…!

一郎君の同級生達が『藤倉梨子』と呼ぶ女性教官の顔は、私のよく知っている顔だった…。

私が小さい頃憧れていた…、〜〜今朝の夢に出てきた梨子さんと同姓同名…。それどころか、顔までそっくりだなんて…!?

「〜〜ど…、どう…して……?」

「あやめさん、どうしたんですか?顔色が悪いみたいですけど…」

「あ…!〜〜な…、何でもないわ…。ちょっと…外の風にあたってくるわね…」

「俺も行きますよ。大丈夫ですか…?」

「えぇ…、ありがとう…」


〜〜まさか…そんなことあるわけないわよね…?だって、梨子さんが亡くなったのは私が子供の頃だもの…。

それに、死人を生き返らせることができる『反魂の術』の碑石は壊したはずだし、その術を使って誰かが生き返らせたってこともないはずだわ…。

……いえ、それ以前に、もし生きていたとしても歳を取ってなきゃおかしいじゃないの!〜〜今生きてたら、40歳は超えてるはずよ!?なのに、亡くなった時と変わらない、若々しい見た目なんてありえない…!!

「――あやめさん、大丈夫ですか…?」

「…っ!〜〜え、えぇ…」

「気分が悪いのでしたら、帰りましょうか?明日も早いことですし…」

「だ、大丈夫よ!〜〜ごめんなさいね、せっかく皆と盛り上がってたのに…」

「いえ…、それよりもあやめさんが元気ない方が心配ですから…」

「一郎君…」

「……」

「…?私の顔に何かついてる?」

「あ…、すみません!……何か…あやめさんと藤倉教官って、雰囲気似てるなぁって…」

「え?」

「なんていうか…、お二人ともどこかミステリアスで、神秘的なオーラを持っているというか…」

「そ、そう…。……その藤倉教官のこと…、あなたも好きだったの?」

「当時は思春期でしたから『綺麗な人だなぁ』と思うことはありましたけど、恋愛感情とかそんなやましい気持ちはなくて…。それよりも、戦場で人はどうあるべきかとか、軍人としてどう生きていくか…、教科書を読むだけではわからない色々なことを教えてくれた彼女に、将来軍人になる身として憧れてました。俺も在学中、皆と同じように随分世話になったので…」

「そうだったの…」

「ですから、あやめさんと初めて会った時に感じた想いとは違う憧れを抱いてたんだと思います。俺の初恋の人は…その…、あやめさんですから…♪」

「一郎君…」


――ぎゅ…っ!

「…!あ、あやめ…さん…?」

「お願い…。何も聞かないで…しばらくこのままでいてくれる…?」

「……はい」


私の突飛な行動に一郎君は少しビックリしていたみたいだったけど、私が複雑そうな表情をしているのがわかると、いつものように強く抱きしめ返してくれた。

「不安な時は言って下さい。俺はいつでもあなたの傍にいますから。これからもずっと…」

「……ありがとう」


熱帯夜になるのがわかるほど、今日も生温かい風がテラスに吹いている…。

だけど、ジメジメした不快感は、こうして一郎君に抱かれているだけで不安な気持ちと一緒に飛んでいくの…。

ふふっ、昔は私の方が励ましてあげることが多かったのに…、成長したわね、一郎君♪

――そういえば、お母様が亡くなって藤倉家に居候していた頃…、実家に帰ってきた梨子姉さんがよく私とかえでにこうしてくれたっけ…。

あの時と同じ優しい温もりだわ…。

「――ヒュ〜ヒュ〜♪」

「よっ、ご両人っ♪」

「同窓会でリア充アピールすんなよな〜♪」

「〜〜いぃっ!?み、皆…!見てたのか!?」

「あっつい、あっつい♪時期を考えてよね〜、大神君?」

「す、すまない…」

「あはははは…!」

「ふふふふっ…!」


――きっと…他人の空似よね…。多分、あんな夢を見た後だから頭が混乱してるんだわ…。

〜〜でも、どうしてこんなに不安な気持ちになるのかしら…?

一郎君達の恩師である『藤倉教官』が大好きな梨子姉さんと同一人物で、何かの手違いで梨子さんがあの時生き延びていたとしたら、こんな嬉しいことはないはずなのに…、どうして――?



「――ママー、どうしたのー?」

「…え?」


あ…!――そういえばあの後、一郎君と一緒に同窓会から帰ってきたんだっけ…。

私の体調が悪いからって一郎君、二次会を断ってきちゃったのよね…。〜〜悪いことしちゃったな…。

でも、記憶が飛ぶほど考え事をしてたなんて…。〜〜本当に私、暑さで頭がやられちゃったのかしら…?

「元気ないけど、大丈夫ぅ…?」

「お父さんと喧嘩でもしたの…?」

「ふふっ、ううん。お母さんなら、と〜っても元気だから心配しないで?それより、明日持っていくものはリュックに詰めた?」

「うんっ!見て見て〜♪ひまわり達、自分で準備できたの〜!」

「そう。偉いわねぇ」

「寝る前に忘れ物がないか、もう一度確認しましょ!えっと…、移動中に読むご本に…、水筒に…おやつに……」

「あ〜っ!なでしこのお菓子いいな〜!!ひまわりのととっかえてよぉ〜!」

「駄目よ!これはアイスクリン我慢して貯めたお金で買ったんだから〜!!自分で買った分があるじゃなーい!」

「〜〜うあ〜ん!ママ〜、なでしこがイジワルするよぉ〜っ!!」

「コラコラ、喧嘩しないの!お菓子は仲良く分け合いなさいね?」

「〜〜はぁい…。んもう、しょうがないわねぇ…」

「えへへ〜!ありがと、なでしこ!――はい!ひまわりのお菓子もあげる〜♪」

「わぁ、チョコチップフレークね!」

「近くの店じゃ売ってないから、自転車で商店街まで行ってきたんだ〜!なでしこもチョコチップフレーク好きでしょ?」

「えぇ、ありがとう、ひまわり!じゃあ、私のミルクキャラメルも分けてあげるわね♪」

「わ〜いっ!ひまわり、このキャラメル、だ〜い好きなんだっ♪」


ふふふっ!二人ともえらい、えらい!

なでしことひまわりは双子といっても性格が正反対。だから、喧嘩することも多いのだけど、こうしてすぐに仲直りしてくれるのよね…!

『自分の非を素直に認めて、他人を敬う』…。心優しい一郎君のDNAがちゃんと受け継がれてるみたいで、よかった…♪

「えへへっ!明日、楽しみだね〜♪」

「そうね。家族旅行なんて初めてですもの!」

「ママ〜、明日、花火やろうね!パパもかえでおばちゃんも誠一郎も、み〜んな一緒にっ!」

「約束よ、お母さん!」

「えぇ、もちろん!さ、列車に乗り遅れちゃうと大変だから、もうおやすみしましょ?」

「は〜い!」

「…ねぇ、ママ〜?」

「ん?なぁに?」

「えへへへ…♪」

「今日はお母さんのお部屋で寝てもい〜い?」

「あらあら、今日は随分甘えん坊さんねぇ?」

「えへへっ!いいでしょ〜、別に♪」

「今日はお母さんと一緒に寝たいんだも〜ん♪」

「ふふっ、二人ともまだまだ赤ちゃんね。じゃあ、お布団敷くの手伝ってくれる?」

「は〜い!」「は〜い!」


私の両脇に寄り添うようにして眠る双子の娘達…。そのあどけなく、愛しい寝顔を見つめて、優しく頭を撫でてやる…。

背丈も髪の長さも、また伸びたかな?ふふっ、こうして娘達の成長を実感すると、とても嬉しい…。

『――何か…あやめさんと藤倉教官って、雰囲気似てるなぁって…』

……一郎君が士官学校時代にお世話になったという藤倉教官…、一体何者だったのかしら…?もう亡くなったって聞いたけど――。

「――う…ん…、お父さん…、お母さぁ…ん……」

「花火…楽しい…ねぇ……」


ふふっ、なでしことひまわりったら、夢の中でもう旅行を楽しんでるみたいね。

……こうして変なことを考えてしまうのも、全部あの夢のせいだわ。

明日の旅行は、梨子さんと桃花さんのお墓参りも兼ねてるんですもの。会いに行ってあげたら、きっとモヤモヤは消えて、変なこともなくなるはず…。

明日は一郎君とかえでと子供達と一緒に家族の思い出をたくさん作ってこなくっちゃ…!


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