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「サクラクエスト
〜勇者・大神とかえで姫の冒険〜」

第2章「聖石と魔石」その1



魔王の手下達による襲撃で、王都・フジエダ=ハーレムは炎上した。

手負いの米田国王をお連れしながら、勇者・大神とかえで姫は強襲から逃れる為、王都から南にあるモギリ村へ命からがら向かっていた。

「〜〜ハァハァ…、追手はどうですか…!?」

「だいぶ離したみたいだけど、油断できないわね…。モギリ村へはどう行けばいいのかしら?」

「この『迷いの森』を抜けていけば直に見えてくるはずだ…。――大神、案内してくれ。お前さんの故郷なんだろ?」

「えっ?〜〜そ、そう…みたいですね…。村の名前からして…」

「――待て〜っ!!」

「〜〜追手だわ…!」

「〜〜く…っ、早くこちらへ…!」


『迷いの森』と呼ばれるだけあって、いくら進んでも、どこで曲がっても似たような場所に出てしまう。それが功を奏し、追手はうまく撒けたみたいだが、肝心の村らしき集落は一向に見えてこない…。

「〜〜本当にこっちで大丈夫なの…?さっきから同じ所をぐるぐる回ってる気がするんだけど…」

「う〜ん…、こういう迷いやすいダンジョンの攻略法はですね…」

「あ、あれはさっきハーブを取った宝箱だわ…!〜〜んもう、やっぱり戻ってきてるじゃないの!」

「ですから、それを目印にするんですよ。さっきはまっすぐ行って駄目でしたから、今度は右に曲がってみましょう。――申し訳ありません、国王様。もう少しですからね…?」

「すまねぇな…。〜〜せめて足をやられてなきゃ自力で歩けるんだが…」

「無理なさらないで下さいね、お父様…?」

「そういえばこの森、この世界に初めて来た時に俺達がいた場所ですね」

「そういえばそうね…。人目を避けるにはうってつけの場所でしょうし…。ふふっ、勇者様とかえで姫はここで何をしてたのかしらね♪」

「そ、そうですね…♪」

「――きゃああ〜っ!!」


そこへ、かよわい女の子の悲鳴が聞こえてきた…!

「〜〜何…!?どこから聞こえてきたのかしら…!?」

「中間地点でのイベント発生…!ということは、やっぱりこの道で合ってるんだな…!行ってみましょう…!!」


大神とかえでが急いで駆けつけると、金髪の美少女が熊型のモンスター・キラーベアーに襲われているところだった…!

「〜〜お助けを〜!!」

「〜〜大変…!早く助けないと…!!」

「国王様をお願いします…!」

「気をつけるのよ、大神君…!?」


かえでに米田国王を託すと、大神は宝剣を構え、キラーベアーに飛びかかった!

「うおりゃあああっ!!」

――ザシュッ!!キラーベアーに会心の一撃!キラーベアーを倒した!!

「よくやったわ!さすが宝剣を手に入れた勇者ね」

「運良く会心の一撃が出ましたからね。――大丈夫かい?」

「ありがとうございました。薬草を摘んでいたら、うっかりキラーベアーの巣に迷い込んでしまって…」


金髪をキラキラなびかせながら顔を上げた美少女。彼女の顔を見て、大神とかえではあんぐりした。

「〜〜新次郎…っ!?」

「〜〜正確に言えばプチミントですけどね…」

「まぁ、あなたは一郎叔父様!モギリ村へ帰ってきてくれたのですね…!プチミント、嬉しい〜♪」


女装姿の甥っ子に抱きつかれ、大神は複雑そうに苦笑した。

「どこか休める場所ってあるかしら?怪我人がいるんだけど…」

「まぁ、それは大変!丁度、傷に効くハーブを摘んでいたところですのよ」


プチミントは籠から取り出したハーブをハンカチで米田国王の傷口に巻き、手当てした。すると、みるみるうちに傷口が塞がっていき、貧血で青ざめていた米田の頬に赤みが差してきた。

「応急手当はしましたが、思っていたより傷が深いわ…」

「うちで安静にさせておいた方がいいな」

「えぇ、頼めるかしら?」

「もちろんですわ。モギリ村はすぐそこです。ご案内しますね」




プチミントに案内されて『迷いの森』を抜けると、『モギリ村』という木の看板が立った小さな村が見えてきた。

「ここがモギリ村ね…」

自然の恵みを受けた美味しそうな果物や野菜が市場に並び、牛などの家畜を育てる人々も温厚そうに笑っている。

「のどかで、平和そうな村ね」

「自分の出身地だけあって、初めて来た感じがしないな…」

「ふふっ、私もさっき城で同じような感覚を感じたのよ。確かゲームキャラの設定が本人にも反映されているのよね?」

「えぇ。――でも、不思議だな…。ここ、こんなに豊かで活気がある村だったか…?」

「え…?」

「一郎叔父様、早く家までご案内しましょう」

「あ…、そうだね」

「――ウ〜ッサウサウサ…!どけピョン、どけピョン!村長様のお通りだピョ〜ン!!」


そこへ、村長と名乗る大きなはさみを持ったウサギ男がふんぞり返って通るのが見えた。

すると、先程までとは一転、村人達は暗い顔で道を開け、膝をついて頭を下げた。プチミントも不穏な顔で大神の後ろに隠れた。

「どうしたんだい、プチミント?」

「〜〜あの方…、新しい村長さんのシゾー様っていうんですけど…」

「村長?…あのウサギが?」


かえでの陰口に自慢の長いウサ耳がピクピクっと反応した!

「〜〜ウサギじゃないピョン!!そんな失礼なこと言う奴は誰だピョ〜ン!?」

「〜〜か、かえでさん…!」

「だって、どう見たってウサギでしょ?」

「〜〜ムキ〜ッ!!陰口叩いたのはお前かピョ〜ン!?生意気な女だピョン!!首をちょん切ってやるピョ〜ン!!」

「申し訳ございません、村長様…!こちらの方は村の者ではないもので…」


かえでをかばって前に出たプチミントを見つけると、シゾーは吊り上げていた赤い目を恵比寿様のように下げて、態度を急変させた。

「ウッピョ〜ン!!な〜んて可憐な少女だピョ〜ン♪このシゾー様の妻にしてやるピョ〜ン!!」

「えぇっ!?〜〜でも…、私には将来を誓った婚約者が…」

「えぇっ!?」

「俺様は村長だピョンよ〜?逆らえば、お前の婚約者とやらの首をはねて、村の広場にさらし首にしてやるピョ〜ン!!」

「〜〜そんな…!?」

「おい、いい加減にしないか!嫌だって断ってるだろう!?」

「一郎叔父様…!」

「あぁん?お前は誰だピョン?野郎は引っ込んでろピョ〜ン――!?」


大神が鞘から抜こうとした宝剣の輝きが目に入ってきたシゾーは、冷や汗タラタラで後ずさりした…!

「〜〜そ、その剣は…!!まさか伝説の勇者かピョ〜ン!?」

「そのまさかさ。そして、こちらは王女のかえで様だ」

「さっき、首をちょん切ってやるとか言ってくれたわよね?王族にそんなこと言っちゃっていいのかしら〜?」

「〜〜ピョ…ピョピョピョピョ…!?ぐぬ〜っ!!村長は忙しいピョン!今日はこれくらいにしといてやるピョ〜ン…!!」


言葉通り、尻尾を巻いてシゾーが逃げると、村人達は歓声をあげて大神とかえで達を取り囲んだ。

「よくやったぞ、一郎!さっすが村一番の猟師だな」

「いやぁ、王族の方々がこんな辺ぴな村にいらして下さるとはなぁ〜!」

「村人総動員でおもてなしするっぺ〜♪」

「ほほほほ…、そんな大それたことはしてないつもりだけど…」

「一郎叔父様、かえで姫様、どうもありがとうございました」

「礼には及ばないよ。それより、早く国王様を…!」

「そうですわね。では、家へ参りましょう」




勇者・大神の家はモギリ村の一番奥にある。赤レンガに煙突の小さくて可愛らしい一軒家だ。

「――お母様、大変よ…!!」

「プチミント…!血相を変えて、どうしたんだい!?」


そこへ、大神の姉・双葉にそっくりな女性がやってきた。

「双葉お義姉様…!!」

「姉さん…!?」

「あ〜っ!!一郎!!狩りサボって、何か月もどこほっつき歩いてたんだい!?」

「お母様、責めないであげて…!一郎叔父様とかえで姫様は私達を村長から助けて下さったの」

「かえで姫だって…?〜〜な、何だって国王様と姫様がうちに…!?」

「事情は後で説明するよ…!すぐに寝床を用意してもらえないか…!?」

「…どうやら、わけありのようだね?」




出血がひどく、意識が朦朧としていた米田国王をプチミントは家にあった薬品で手当てをし、客室のベッドに横たわらせた。

「――なるほどね。私も王都に買い出しに行ってきたんだが、城が炎上してて、たまげたよ。街中パニックでさ…。本当地獄絵図だったよ…」

「〜〜そうか…」


間もなくして、手当てを終えたプチミントが戻ってきた。

「お父様の具合は…!?」

「今は落ち着いて眠ってますわ。明日、村一番のお医者様に診てもらえるよう頼んでおきましたから」

「そう…。よかった…」

「助かったよ、プチミント」

「うふふ、いずれは一郎叔父様のお義父様になるお方ですものね♪」

「お、おい…!」

「うふふっ、プチミントさんったら♪」

「――ただいま帰りました〜」

「おう、帰ったか、小梅!」

「小梅…?〜〜って、もしかして…!?」


聞き覚えのある名前に振り返ると、玄関にいる大和撫子が目に飛び込んできた。大神の女装した姿であり、乙女組の新人女優いう設定の小野小梅だった…!

「〜〜やっぱりな…」

「ふふっ、ゲームの世界でも会えるとは思わなかったわね♪」

「お帰りなさい、お兄様!いつ戻ってらしたの?」

「〜〜お、お兄様…?」

「なに寝ぼけてるんだい?小梅はあんたの双子の妹だろ?」

「なるほどね、紅蘭が考えそうな設定だわ♪」

「〜〜ハァ…、まさか小梅とプチミント、セットで来るとはな…」

「村中の人がお兄様のことを噂してたわよ。今度は何をやらかしたの?」


フルーツバスケットをテーブルに置いた時に見えた小梅の谷間に大神は釘づけになった。

(〜〜で、でかい…。あれって、やっぱり本物なんだろうな…?胸のある自分を見るのって変な気分だが…)

「どうかしたの?」

「〜〜い、いや…!ちょっと見ない間に綺麗になったなぁって…」

「ふふ、おかしなお兄様」


――コンコン…!

「どちら様かしら…?――は〜い?」

「――邪魔するピョ〜ン♪」


小梅がドアを開けると、シゾーが護衛をつけて強引に入ってきた…!

「村長…!?」

「ほほぉ〜、こちらもまた綺麗な娘っ子ピョンね〜♪」

「…懲りずにまた来たようよ?」

「あ〜っ!!〜〜お前ら、ここにいたピョンね!?さっきはよくも馬鹿にしてくれたピョン!!」

「新しい村長だか何だか知らないが、この村の平和を脅かすなら容赦しないぞ!!」

「ウ〜ッサウサウサ…!誰のお陰でこの村が豊かになったか忘れたピョンか〜?」

「どういうこと…?」


シゾーのはさみが小梅とプチミントのワンピースを切り裂き、小梅の豊満な肉体とプチミントのスレンダーな体が露わになった…!

「きゃああ〜っ!!」「きゃああ〜っ!!」

「おぉっ!やっぱり本物だったのか…!!」

「〜〜お・お・が・み・く〜ん?」


――グリグリ…。

「〜〜いてててっ!!かえでさん、レイピア背中に刺さってますって…!!」

「ウ〜ッサウサウサ…!思った通りイイ体してるピョ〜ン♪これなら山神様もお喜びだピョ〜ン!!」

「山神様ですって…!?」

「そうだピョン!このシゾー様を怒らせた罰として、そこの娘っ子2人を山神様の生贄に捧げてやることに決めたピョ〜ン!!」

「〜〜何だと…!?」

「〜〜ふざけるなっ!!大事な妹と娘は絶対に渡さないよ!!」

「ウ〜ッサウサウサ…!村長に逆らうつもりかピョン?なら、反逆罪としてお前ら全員の首をちょん切ってやるピョン!!」

「そんなこと、王女の私が許さないわよ!?」

「ウ〜ッサウサウサ…!!何が王女だピョン!?サクラ城は炎上して、国王は行方不明、姉のあやめ姫もさらわれたって聞いたピョン!世間知らずの妹姫一人で何ができるピョン!?」

「〜〜く…っ」

「かえで姫様を侮辱する奴は、この俺が叩き斬ってやるぞ…!!」

「大神君…!」


かえで姫の好感度が上がった!

「フン、弱い犬ほどよく吠えるんだピョン。――この村が前みたいに貧しくなってもいいピョンか〜?」

「〜〜それは…」

「姉さん、どういうことなんだ…?」

「2人も生贄に出したら、この村の平和は最低10年は続くピョン。たった2つの命と村人100人の命…、天秤にかけるまでもないピョンね〜?」

「〜〜卑怯者め…っ」

「ウ〜ッサウサウサ…!なんとでも言えばいいピョン。1時間後に小梅とプチミントを広場に連れてくるピョン。もしも連れてこなかったら、お前らもこの村も山神様に滅ぼしてもらうピョ〜ン♪ウ〜ッサウサウサ…!!」


高笑いしながら帰っていくシゾーを睨みながら、双葉はただ震わせた拳を静かに下ろすしかできなかった…。

「…姉さん、シゾーが言っていたこと、詳しく教えてくれないか?」

「…あんたが村を離れたのと同じ頃さ。モギリ村にあのウサギが来てね、この貧しい村を豊かな村にしてやると言って、妖しい術をかけたのさ…」

「それから間もなく、本当に村は豊かになり始めたの。やせていた土壌が甦って、こさなければ飲めなかった井戸水も驚くほど澄んで…。農作物も皆、急激な速さで成長して、名物のモギリ牛チーズも完成したわ。噂はすぐに広まって、村の人口もここ何か月かで急激に増えたのよ。村人達もシゾーを救世主と崇めて、モギリ村の新しい村長に任命したわ」

「けど、シゾーの化けの皮はすぐにはがれ始めたんです…。霊力が尽きそうだから、契約しているモギリ山の山神様から霊力をもらうと言い出して、この村の若い娘を生贄に捧げ始めたんですよ。村の平和が続くならと皆、始めは我慢して従っていましたけど、霊力が尽きる・尽きない関係なく、シゾーに逆らったり、怒りをかった村人は全員、山神様の生贄に捧げられ始めて…」

「だから、村で反逆同盟が結成されたんだ。〜〜だが、誰もシゾーの力には勝てなかった…」

「あのウサギが?見た感じ、そんなに強そうにも見えないけど…?」

「最初は皆、そう思ってたんだ。〜〜だが、奴は目には見えない何かに守られてる。村一番の斧の使い手と称された私ですら敵わなかったからな…」

「〜〜双葉姉さんでもか…!?」

「あぁ…、不甲斐ない話だが…」

「それから皆、村長には何も言えなくなってしまったの…。村から逃げようとしても、見つかったらどこまでも追いかけてきて、容赦なく殺されてしまうし…」

「確かに村は豊かになりましたけど、村人達の心は貧しくなる一方で…」

「〜〜許せませんね…。何が村長だ…!?それじゃ独裁者じゃないか…!」

「でも、シゾーは何でそんなことをしてるのかしら?そんなに力があるのなら、こんな小さな村よりもっと大きな街を支配すればいいのに…」

「それもそうですね…。モギリ村に何か秘密でも隠されてるんでしょうか?それに、シゾーを守っている目に見えない何かというのも気になりますし…」

「〜〜生贄なんて怖いわ…。でも、村が豊かであり続けるには仕方のないことですものね…」

「〜〜プチミント…」

「安心しろ!お前達はこの私が必ず守ってやるからな…!!」

「お姉様…!」「お母様…!」

「待ってろ!シゾーと山神をぶちのめして、この村に干渉できなくなるようにしてやるよ!!」

「〜〜駄目よ!そんなことをしたら村がまた…」

「なら、私はどうなる!?〜〜いくら生活が豊かになっても、お前達がいなくなった村で暮らしたって、ちっとも幸せじゃないよ…!」

「お姉様…」

「〜〜ひっく…、お母様ぁ…」

「ほらほら、泣くな!可愛い顔が台無しだぞ?」


嗚咽を漏らす小梅とプチミントを双葉は強く抱きしめた。

「――どうやら、勇者様の出番みたいね?」

「そのようですね。――姉さん、俺とかえで姫様で山神様を説得してみるよ。シゾーに協力するのをやめさせて、生贄制度も廃止させてみせる…!」

「それにモギリ村の皆さんなら、よそ者に頼らなくても、これからいくらでも協力して、村を豊かにしていけるはずですもの」

「お兄様、かえで姫様…!」

「そうですわね。私達なら、きっとできますわ…!」

「さすが私の弟だ!その決心に感服して、私もモギリ山までついていくとするよ。あそこは険しい山道が続くからな。案内役が必要だろう?」

「ありがとうございます、双葉お義姉様…!」

「姉さんがいれば百人力だな!」

「モギリ山は村から東に行ったところにあるよ。準備はしっかりしておけよ!」


双葉が仲間になった!

「早速、村のショップで装備とアイテムを整えましょう」

「…ちょっと待て!お姫さん、まさかそのフリフリドレスで登山する気かい?」

「え?でも、服がこれしかありませんし…」

「いくら装備を変えても、画面に表示されるキャラクターって最初から最後まで服変わりませんしね」

「何わけわかんないこと言ってんだい?山ナメてると痛い目見るよ?どれ、私のお古を貸してやろう♪」


かえでは動きやすいミニスカートに白のロングブーツ、深緑のプロテクターに青いマント、お洒落で宝石がついたサークレットと王家の紋章が入ったこげ茶色のベルトという、ドレスよりも軽装で丈夫な衣装に着替えた。

「ふふっ、どうかしら?」

双葉の部屋で新しいコスチュームに着替えたかえでを見て、その美しさに大神は思わず息を呑んだ。

「とても素敵ですよ、かえでさん…!ヒロインの女魔導士って感じですね」

「ありがとう。大神君に褒められると嬉しいわ…♪」


かえで姫の好感度が上がった!

「――お前らは倉庫に隠れてるんだ。いいかい?私達が戻るまで誰が来ても絶対開けるんじゃないよ!?」

「わかったわ…!」

「皆さん、どうかお気をつけて…!」


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