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「かえでさん、初めての実家ご挨拶」その1



「――かえでさん…、もしかして緊張してますか?」

栃木県に向かう列車の中で、大神君は私の顔を覗き込んだ。

「え…?〜〜そ、そんなことないわよ?ほほほほ…」

私は見栄を張って、苦笑した。

〜〜んもう…、自分の旦那様になる人の実家にご挨拶に行くのに、緊張しない女なんているはずないじゃないの…。

「はは、大丈夫ですよ。俺が言うのもなんですが、母も妹もやさしくて良い人ですから。すぐ打ち解けられると思いますよ」

「そ、そう?だといいんだけど…」


双葉お義姉様とはすっかり顔馴染みだが、お義母様と妹さんには今日、初めてお会いする。

きっと、大神家の長男の嫁としてふさわしいか、私を厳しくチェックしてくるに違いないわ…。

〜〜もし、嫁イビリされたら、大神君、ちゃんと私のこと守ってくれるかしら…?……なんて、不安に思ってしまうけど…。ハァ…。

「――次の駅で降りますからね」



列車を降りて、栃木駅の改札を出ると、のどかな風景が広がっていた。

田んぼや畑が広がり、緑がいっぱいの美しい場所だ。

「綺麗な所ねぇ…。空気も澄んでて美味しいし…」

「俺も昔からこの風景、大好きなんです。都会の銀座と違って、洒落た店はありませんけどね」

「ふふっ、のどかでいいじゃないの」


大神君と私は手を繋いで、田んぼが広がる田舎道を並んで歩いていく。

「――おっ!一郎君でねぇか…!」

「あ、吉村のおじさん…!ごぶさたしております」

「ははは…、相変わらず礼儀正しい坊ちゃんだねぇ」

「すっかり男前になって…!隣にいるんが噂の婚約者かい?」

「はい、そうです」

「初めまして、藤枝かえでと申します」

「お〜、さすが帝都のおなごはべっぴんさんだいねぇ…!」

「一郎ちゃんもやるじゃないかい!お祝いに今夜、うちの畑で採れた野菜、持って行ってやるからね〜」

「ありがとうございます、おばさん」


ふふっ、田舎の人って都会で暮らす人達より絆が強くて、優しい方が多いわよね。



「――着きましたよ。ここが俺の実家です」

広い畑と庭がある、どこにでもありそうな普通の田舎の家。

だけど、亡くなったお父党様が海軍の少将だったこともあり、周りにある一般の家より大きく、所有している土地も広いみたいだ。

「――今、帰ったよー」

「あっ、お帰りなさい、お兄ちゃん…!」


大神君と私が玄関に入ると、大神君の妹さんの五香さんが可愛らしい笑顔で出迎えてくれた。

「ただいま、五香。双葉姉さん達はまだか?」

「朝、日本に着いたって言ってたから、もうすぐ来るんじゃないかな?」


大神君の妹さんの大神五香さん。

まだ17歳なのに大神家で一番落ち着きのある、しっかり者らしい。

将来は教師を目指していて、今は師範学校に通っているそうだ。

「紹介するよ。こちらが俺の恋人の藤枝かえでさんだ」

「初めまして、五香さん。お兄さんからあなたのことはよく聞いているわ。どうぞよろしくね…!」

「こちらこそよろしくお願いします!ふつつか者の兄ですが、これからもよろしくお願いします」

「〜〜い、五香…」

「ふふふっ、しっかりした妹さんね」

「はは…、本当に誰に似たんだか…」

「ふふっ、綺麗な人ね…!捨てられないように気をつけなよ?」

「〜〜こ、こら、五香…!」

「うふふふっ!狭い所ですが、くつろいでいって下さいね。――ほら、お兄ちゃん、早くスリッパ出してあげて…!」

「〜〜わ、わかったよ…」


ふふっ、大神君ったら家でも妹さんにこき使われてるみたいね。



私達は五香さんに案内されて、家の中へ入った。

「――お母さ〜ん、お兄ちゃんとかえでさん、来たよ〜」

「あらあら、大変…!まだお夕飯の準備ができてないのに…」


割烹着を着た大神君のお母様の顔を見て、私は驚愕した…!

肌はしわ一つなくツヤツヤで、黒髪も艶があって、白髪も一本も見当たらない。

大神君のお姉さんと言っても違和感はないほど、とても若々しいお義母様だ。

「〜〜ね、ねぇ…、本当にお母様なの…!?後妻…とかじゃないわよね…?」

「はは…、いいえ、ちゃんと俺達3姉弟を産んでくれた母親ですよ」

「うちのお母さんを見た人は、皆、そうやって驚くんですよ。実は魔女なんじゃないかって近所でも評判なのよね?」


双葉お義姉様の年齢を考えると、50歳は絶対に過ぎているはずなのに…。〜〜どう見ても二十代にしか見えないわ…。

「は…、初めまして、お義母様。一郎さんとお付き合いさせて頂いております、藤枝かえでと申します」

「あらあら、ご丁寧に恐縮してしまいますわ…。一郎の母の志乃です。よろしくね、かえでさん」

「〜〜あ〜っ!!お母さん、お鍋、噴きこぼれてるって〜!!」

「〜〜あらあら、ごめんなさいね、五香ちゃん…!いけない母さんよね…。めっ!」

「〜〜反省は後でいいから、早く雑巾持ってきて…!」

「〜〜あらあら、どうしましょう…!?え〜と、え〜と…」

「〜〜あー、いいよ。俺がやるから…!」

「〜〜あうぅ…、ごめんなさいね、一郎さん…。母さん、家事はどうも苦手で…」


〜〜なるほど…。だから、大神君のおふくろの味は双葉お義姉様の味になっていたのね…。

きっと、双葉お義姉様が実家にいた頃は、お義姉様が家事全般を引き受けていたに違いないわね。

「ふふふっ、おっとりしてて、面白いお義母様ね」

「はは…、悪い人ではないんですが、ちょっとドジというか、天然というか…」

「〜〜きゃあああ〜っ!!」


――ガシャーン…!!

「〜〜お母さん!私がやっておくから、お兄ちゃんとかえでさんと居間に行ってて…!!」

「〜〜あうぅ…、ごめんなさいね〜、五香ちゃん…」


〜〜と、とりあえず、予想していた姑&小姑像と違って、ちょっと安心したわ…。



「ハハ…、変わってないな、母さんも五香も…」

そう言った大神君の顔は嬉しそうだった。

「――ただいま、父さん」

――チーン…。

大神君はお線香を焚いて、仏壇に飾られている亡くなったお父様・三十郎さんの写真に合掌した。

「今日はかえでさんを連れてきたよ。俺達、もうすぐ結婚するんだ。天国から見守っててくれよな…」

威厳を感じる写真の中のお義父様が心なしか優しく微笑んでくれた気がした。

「ふふっ、素敵なご家族ね」

「はは…、そう言って頂けると嬉しいです。もうすぐ双葉姉さんと新次郎も来るって言ってましたから、待ってましょうか」

「ふふっ、そうね」


温かい家族…。今までの私には持てなかったもの…。

ふふっ、もうすぐ私もこの大神家の一員になれるのね…!

長男の嫁として恥にならないよう、頑張らなくっちゃ…!

「〜〜うぅ…、母さん、また五香ちゃんを怒らせちゃったわ…」

「五香は怒ってないから大丈夫だよ。母さんはゆっくりしてなって…!若く見えても、もう歳なんだしさ」

「でも、せっかくかえでさんがいらしてくれたのに何もしてあげられないのも悪いわ…。――あ、そうだわ…!吉村さんから頂いたお野菜でぬか漬けでも――♪」

「〜〜俺がやるからいいって…!頼むから座っててくれよ。な?」

「そう?ふふっ、一郎さんは相変わらず優しいわね〜♪母さん、とっても助かっちゃう!」

「〜〜ははは…、じゃあ、手伝ってくるよ」

「あ…、私もお手伝いするわ――!」

「あ〜ん、かえでさんはお客様なんだからいいの〜!私とお喋りしてましょ〜♪」

「あ…、えっと…、はい…」

「すぐ終わりますから、母さんと少し待ってて下さいね」


〜〜何だか、嫁の私が何にもしないで座ってるっていうのも心苦しいけれど…。でも、大神君とお義母様のご厚意を無碍にもできないし…。

…まぁ、いいか。私もお義母様とゆっくりお話ししてみたかったのよね♪



「――五香ー、吉村さんから頂いたキュウリと茄子、どこ置いた?」

「もう切って、ぬかに漬けといたよ」

「も、もうか…!?五香って昔からやること早いよな…」

「ふふっ、一緒に暮らしてるお母さんがあんな調子なんだもん。嫌でもしっかりするって」

「ははは…、それもそうだな」

「お兄ちゃんもお母さんとお喋りしてあげたら?お母さん、お兄ちゃんとかえでさんが来るの、ずっと楽しみにしてたんだから」

「そっか…。――そうだな。ありがとな、五香」

「ふふっ、その代わり、お小遣い、うんと弾んでちょうだいね♪」

「〜〜ハハ…、はいはい…」



「――それで〜♪一郎さんとはどこで知り合ったの〜?」

「初めてお会いしたのは、花組である神崎すみれのお見合いの場でした。彼、大切な仲間を連れて帰る代わりに神崎グループからの援助を断ると言って…」

「まぁ〜♪ふふっ、その姿に惚れちゃったのかしら?」

「ふふっ、その時は恋心というより、感心とか尊敬の気持ちの方が大きかったですね。前もって聞いていた通り、仲間思いで頼りになる方だなぁと」

「あらあら♪それで、好きになり始めたのはいつ頃から〜?」

「そうですね…。一郎さんと劇場の裏方を手伝ったり、作戦会議や訓練で力を合わせたりして毎日を過ごすうちに、少しずつ意識し始めて…。最初は頼りになる可愛い部下ぐらいにしか思ってなかったのに、いつの間にか彼の傍にいる時間が大切に、愛しく思えてくるようになって…」

「まぁ〜♪それじゃあ、お付き合いを始めたのはいつ頃から〜?」

「2年前のクリスマスです。『奇跡の鐘』というクリスマス公演で、一郎さんが主役の聖母役に私を選んで下さって…。私は副支配人だからって言っても、『大丈夫。かえでさんならできます!』って、お稽古も付きっきりで指導してくれて…。その甲斐あって、本番は大成功でした。その後、一郎さんと夜のクリスマスデートをして、教会で…」

「いや〜ん♪そこで初めて結ばれちゃったのね〜!!」

「ふふっ、えぇ」

「――ん…?何の話をしてるんですか…?」

「あら、大神君…!今ね、お義母様に私達の馴れ初めを聞いて頂いていたところなの♪」

「一郎さんったら、すっかり大人になったのね〜!かえでさんから、これからも色々教えてもらいなさいね♪」

「〜〜な…、何をだよ…?」

「いや〜ん♪照れちゃって可愛い〜!」

「〜〜か、母さん、抱きつくなって…!」


ふふっ、双葉お義姉様と大河君を彷彿とさせるわね。やっぱり、血は争えないわ…。

――母親がいるって、きっとこんな感じなんだろうな…。



私の母は、私とあやめ姉さんが小さい頃に亡くなった…。

軍人だった父も戦死していたから、あやめ姉さんと私は士官学校に入るまで、親戚中をたらいまわしにされる日々だった。

『――かえで、お母様はね、天使様になって私達を見守っててくれてるのよ。私達が立派に成長できるように、お母様が試練を課して下さっているの。辛いだろうけど、姉さんと一緒に我慢しようね。頑張ったら、お母様がご褒美に幸せを運んできて下さるだろうから…』

意地悪な親戚にいじめられ、泣いてばかりいた妹の私をあやめ姉さんはいつも優しく励ましてくれた。

私はそれまで、あやめ姉さんの愛しか知らなかった。

けど、帝撃に入って、大神君や花組の皆と出会って、私はたくさんの愛や優しさに触れあうことができた。

大神君を愛し、愛される日々…。今が人生の中で一番幸せな時だと思う。

姉さん…、きっと、これがお母様がくれたご褒美なのね。そして、姉さんが遺してくれた宝物なのよね…。

――ありがとう、姉さん、お母様。私、今、とっても幸せよ…。



「――そうだわ!一郎さんのお部屋、見たくない?士官学校に入る頃のままにしてあるのよ♪」

「〜〜か、母さん…!」

「えぇ、是非♪」

「〜〜いぃっ!?」


階段を上がって、2階の真ん中の部屋のドアをお義母様が開けて下さった。

「――ここが一郎さんのお部屋よ」

男の子の部屋だから、もっと散らかってると思ってたけど、しっかり整頓されていて、綺麗な部屋だった。

ふふっ、さすが几帳面な大神君の部屋ね…!

「懐かしいなぁ…。士官学校に入る頃のままだよ…!」

「ふふっ、一郎さん、お父さんのような軍人さんになるんだって張り切りながら、その机で勉強してたわねぇ」

「あぁ…。でも、父さんの背中に追いつけるのはまだまだ先だけどな…」

「ふふっ、これからも頑張らないとね、大神君!私も応援するわ」

「ありがとうございます、かえでさん…!」

「――そ・れ・で〜、これが男の子がベッドの下に隠す定番の春画本♪」


と、お義母様はニコニコしながら、紐で縛った大量の春画本をベッドの上にどんっ!!と置いた。

「〜〜か、母さん…っ!!」

「ねぇ〜、母さんを褒めて!五香ちゃんが捨てようとしてたのを頑張って止めたんだから!」

「〜〜そ、それは…わざわざありがとう…」

「ふふふっ、一郎さん、今でも隠してますのよ、ベッドの下に♪」

「〜〜か、かえでさん…っ!!」

「まぁ〜!それで、どんなジャンルなの?やっぱり、年上のお姉さん物かしら?」

「おっしゃる通りです…!ふふっ、大神君ったら、昔から趣味が変わってないのね」

「よかったわね〜、念願の姉さん女房ができて。一郎さんったら、私と双葉ちゃんに育てられたからか、すっかり年上好みになっちゃって〜」

「ふふふっ、一郎さんったら、皆の前ではしっかりしてるのに、私と二人きりになると甘えてくるんですよ♪」

「〜〜うぅ…、二人とも…その辺で勘弁してくれ…」

「ふふふっ、大神君ったら照れちゃって…!可愛いんだから♪」

「一郎さんが元気な男の子に育ってくれて、母さん、嬉しいわ〜!――それに、こんなに素敵な方がお嫁に来てくれるなんて、とっても幸せなことよ」

「お義母様…」

「ふふふっ、これからも一郎さんをよろしくね、かえでさん」

「えぇ、こちらこそ、これからもよろしくお願い致します…!」


お義母様の手の温もりが私の頬を通じて伝わってきた。

「今夜はこの部屋を使ってね!五香ちゃん、あなた達の為に張り切ってベッドメイキングしてくれたのよ。ほら、硬さも丁度良いでしょ〜♪」

「〜〜か、母さん…」

「すみません…。ありがたく使わせて頂きます」

「ふふっ、いいえ〜。早く孫の顔を見せて頂戴ね〜♪」

「〜〜か…、母さん…!!」


ふふふっ、お義母様ったら…♪



「――お〜い、今帰ったぞ〜!」

「まぁ、双葉ちゃんと新ちゃんが帰ってきたわ〜!」


私達は出迎えようと、再び1階に下りた。

「わぁ〜、やっぱり家の中は温かいですね〜!」

「おっ、ぬか漬けに味噌汁の匂いだ。日本に帰ってきたって感じだな〜♪」

「お帰り、双葉姉さん、新次郎…!」

「おぉ〜、一郎、早かったな〜!」

「ごぶさたしております、お義姉様」

「お〜、かえでじゃないか♪遂に一郎の嫁になる者として、大神家に足を踏み入れたか〜!姉は嬉しいぞ♪」

「ふふふっ、お陰様で」

「お久し振りです!一郎叔父、かえでさん」

「はは、新次郎も久し振り!少し背が伸びたんじゃないか?」

「えへへ…、そうですか?」


すると、五香さんが玄関をきょろきょろして、新次郎君を不満そうに見つめた。

「…新ちゃん、加山さんは?」

「え?加山さんなら紐育ですけど…?〜〜わひゃあ!?」

「お兄ちゃんの大切なお友達なのよ!?一緒に連れてきて差し上げなくてどうするの!?まったく、気が利かない子ね〜!!」

「〜〜だっ、だったら前もって言っといて下さいよ、五香叔母ぁ…!」

「〜〜叔母って言うなっ!!私はまだ17よっ!?」

「〜〜うわ〜ん…!!ごめんなさ〜い…!!」

「〜〜五香ぁっ!!私の新君に何すんだぁっ!?」

「〜〜双葉姉さんは黙ってて!!私が行き遅れになってもいいの!?」

「〜〜知るか、そんなことっ!!――あ〜、よしよし…。怖いおばちゃんだな〜?母が守ってやるからな〜」

「〜〜うぅぅ…、こ、怖かったですぅ…」

「…フン、親馬鹿とマザコンで丁度良いわね」

「〜〜何を〜っ!?」

「まぁまぁ〜♪五香ちゃんったら、あんなにはしゃいじゃって」

「〜〜ど、どうしちゃったの、五香ちゃん…?」

「〜〜はは…、五香の奴、昔から加山のことが好きなんですよ。士官学校時代、俺がよく家に連れて来てましたからね」


そうだったの…。

〜〜あの調子じゃ、加山君が帝劇三人娘のかすみと付き合ってるなんて、とても教えてあげられる雰囲気じゃないわね…。

「――ほらほら、せっかく大神一族が集合したんだ。皆、仲良くやろうよ、な!」

「一郎の言う通りだ!…ほら、五香もいつまでも拗ねてるな!今度、紐育に連れてってやるから」

「…ちぇ〜、せっかく加山さんの為に和歌山みかんも買っておいたのに…」

「わぁ〜、みかん、いいですね〜!ご飯食べ終わったら、皆で食べ――」

「〜〜はぁ!?」

「〜〜わひゃあ!?す、すみません…」

「――さぁ、今夜は飲むぞ〜!なぁ、かえで!!」

「えぇ!どんどん飲みましょう、お義姉様!!」

「〜〜か、かえでさん…、ほどほどにしておいて下さいよ…?」

「うふふっ、だって、せっかくのお義姉様からのお誘いですもの♪」

「あはははっ!ノリが良い義妹は大好きだぞ〜♪」


――ねぇ、姉さん、お母様…。

大神君を愛して、そのご家族にお会いすることができて、私はまた新しい愛と優しさに触れることができたの。

私、今、とっても幸せよ…!


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