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「大神と藤枝姉妹のセクシー旅行記〜ダブル・ハネムーン編〜」
〜1日目・その2〜
「結構広いのねぇ…!ひまわり達がいたら、かくれんぼしちゃいそう」
「ふふっ、その光景が目に浮かぶわね…。――あ、ビリヤードがあるわ…!」
「いらっしゃいませ。遊技場へようこそ…!」
ビリヤードにダーツ、カジノといった大人のゲームが楽しめる遊技場には、店員のバニーガール達がいた。
ここなら、いくらか時間を潰せそうだな…。〜〜っていうかここ、本当に飛行機の中なのか…!?ラスベガスじゃないよな…!?
「ねぇ、三番勝負しない?私とかえで対大神君で、ね!」
「〜〜いぃっ!?2対1ですか…?」
「あら、こっちは女子なのよ?ハンデくれたっていいじゃない」
「わ、わかりましたよ…」
〜〜何でも器用にこなす藤枝姉妹が組むのなら、俺の方がハンデもらいたいくらいだが…。
「う〜ん…、勝負盛り上げる為に、何か罰ゲームが欲しいわね」
「なら、敗者チームが勝者チームの言うことを何でもきくっていうのはどう?」
〜〜チームって…、こっちは俺一人なんだが…。
「それ、いいわね…!ふふっ、燃えてきちゃった…!大神君も罰ゲームの内容、考えといてね?」
「あ、はい。――う〜ん、そうだなぁ…」
「ふふっ、どうせまたエッチなこと考えてるんでしょ?」
「フフ、そちらが負けてからのお楽しみですよ。さぁ、始めましょうか…!」
俺の頭の中で罰ゲームの大体の構造はまとまった。あとは実現させるのみ…!いざ、勝負だ…!!
第1試合はビリヤード対決。俺→あやめさん→俺→かえでさん→俺…の順番で、チーム交互に宣言通りのポケットにボールを入れていく。
本当は二人に勝たせてやりたいが、罰ゲームがかかっているとあらば、話は別だ。いつも俺達のセクシーシーンを心待ちにしてくれている読者の皆様の為にも、ここは男の意地を見せなければ…!!
「へぇ、大神君、結構上手なのね」
「昔、マリアに教わったことがあるので…。お二人には敵いませんけどね」
「あら、お世辞?ふふっ、そんなこと言っても、負けてあげないわよ?」
白熱する試合に三人とも一歩も譲らず、狙ったポケットにボールを確実に仕留めていく。そして、いよいよ残るポケットは4番ただ一つとなった。
「次は私の番ね…」
と、かえでさんはキューを構え、4番ポケットに狙いを定める。
ぽよん…っ!試合的には非常に大事なところだが、俺は違う方に意識がいっていた。かえでさんの大きくて柔らかい胸がビリヤード台の上に乗り、狙いを定めて腕を動かす度に、形を変えて揺れるのだ。
俺は自然を装って立ち位置を変え、かえでさんを見る角度を変えてみる。今度はよく谷間が見えて、ブラジャーが見え隠れしている。おっ、今日はセクシーな黒か…!――ぎゅ〜っ!!
「〜〜いてててて…!!」
「ふふっ、大神君ったら…。試合に集中しないと駄目でしょ?」
俺の行動を完全に見抜いていたあやめさんは、俺の耳を容赦なく引っ張った。
かえでさんも俺の行為に気づいたのか、口元を緩ませて、キューで勢いよくボールを突いた。だが、惜しい所でボールはポケットに入らない…。
「〜〜あ〜ん、もうっ」
チャンスだ…!これで俺が決めれば、俺の勝利となる!
俺は深呼吸し、4番ポケットに狙いを定め、キューでボールと4番ポケットの位置を確認する。が…、
「大神く〜ん、頑張って〜…!」
ぽよん…っ!かえでさんが先程と同じように台の上に巨乳を置いた。しかも、わざと谷間とブラジャーも見せつけるようにして…!
俺は赤くなって動揺し、意識すまいと目をそらした…が、今度はその視線の先で、あやめさんがロングスカートのスリットから美脚をわざとちらつかせていた。しかも、俺からの角度だと、黒のTバックを履いてほとんど丸見えの尻まで見えている…!ハネムーンだけあって、あやめさんもかえでさんも勝負下着を着けてきているようだ。
〜〜お…、男としての弱点を完璧に突かれている…!だが、ここは何としてでも勝たなければ…!上官としての威厳を見せる為にも、そして、頭の中で思い描いたエロい罰ゲームを実行する為にも…っ!!
「――うおおおおおっ!!」
俺は全神経・全霊力をキューに注ぎ込んだ!
カツンッ!コロコロコロ…。コン…ッ。〜〜は、入らない…!?
「お〜っほほほほ…!――今よ、姉さん…!!」
「わかったわ…!!」
あやめさんは素早く狙いを定め、絶妙な加減でキューを操り、ボールを華麗に4番ポケットに入れた。
〜〜ま、負けたぁぁ…!!あやめさんとかえでさんは作戦成功と、嬉しそうにハイタッチし合った。
「〜〜いっ、今のは反則じゃないんですか…っ!?」
「うふふっ、敏感に反応するあなたが悪いのよ」
あやめさんとかえでさんは勝ち誇った顔で、色気たっぷりにウインクした。〜〜くそっ、もう後がない…!次は絶対勝ってやる…!!
次の勝負はダーツ対決だ。得点が書かれている的(最高得点は真ん中の100点)にダーツの矢を3回ずつ投げて、得点が多いチームの勝利だ。
藤枝姉妹チームは、かえでさん→あやめさん→かえでさんの順で投げるらしい。名誉挽回したいと、かえでさんは特に張り切っている。
第1投目、先行はさっき負けた俺から…。
「うふっ、大神く〜ん」
あやめさんとかえでさんは先程と同じ作戦で、セクシーなポーズで俺の集中力を欠かせ、失敗させようとしている。
フッ、だが、人間とは成長するもの!帝国華撃団・司令見習いである俺が同じ手に引っかかるものか…!!俺は煩悩を振り切り、矢を素早く投げつけた…!
――ビンッ!当たった…!う〜ん、90点か…。もう少し右だったら、100点だったのにな…。
次はかえでさんだ。狙いを定め、一気に矢を投げる。――ビンッ!90点か…。刺さった場所は違うが、俺と同じ点数だ。
2投目、次は俺だ。――ビンッ!〜〜またもや90点か…。
次はあやめさんの番だな。
「ダーツって初めてなのよね…。どういう風に投げればいいの?」
「そんなに難しく考えなくて大丈夫ですよ。こう…手首のスナップを利かせて…」
俺はあやめさんの手を持って、矢の投げ方を指導してやる。あやめさんにはいつもリードしてもらってばかりだから、こういうのは何か新鮮だ。
「こ、こんな感じかしら…?」
「はい、そんな感じで…。あとは目を凝らして、的をよく狙えば…」
「わかったわ。ありがとう、大神君。〜〜う〜ん…、的が遠いわね…。もっと近いと狙いやすいんだけど…。――えいっ!」
――ビンッ!
「Wow!100点、おめでとうございま〜す!!」
ダーツの的の周囲に装飾された電飾が光り、試合を見守っていたバニーガール達が陽気に踊り出した。
〜〜んなぁっ!?は、初挑戦でど真ん中だと…!?
「ふふっ、やったわ!大神君が丁寧に教えてくれたお陰ね」
はぁ…、やっぱりすごいな、あやめさんって…。本当、何やらせても完璧だ…!かえでさんが嫉妬していた気持ちもわかる気がする…。
「はい、次は大神君ね。頑張って…!」
「は、はい…!ありがとうございます…!」
あやめさんは俺にダーツの矢を手渡し、天使の如く微笑んだ。あぁ、この笑顔に俺は今までどれだけ癒されてきたかことか…!
俺がデレデレしているのがわかったのか、怒ったかえでさんがハイヒールで思い切り俺の靴を踏みつけた。
「〜〜いぃぃ…っ!?」
「フン、さっさと投げないからよ」
〜〜姉妹揃って嫉妬深いんだからな…。けど、今度は何だか高得点が狙える気がするぞ…!
俺は良いモチベーションのまま、3投目を投げた。――ビンッ!
「100点、おめでとうございま〜す!!」
や、やったぞ…!!これでかえでさんが90点未満なら、俺の勝利だ…!
「〜〜んもう、100点取ってないの、私だけじゃない…」
かえでさんはぶつぶつ言いながら、悔しそうに狙い始めた。
〜〜この勝負に勝たなければ後がない…!追いつめられた俺は、ある作戦に出ることにした。先程、藤枝姉妹が仕掛けてきたのと同じ作戦に…。
「――かえでさん、もっと上を狙った方がいいですよ。それで、体の向きをもっとこう…」
「こ、こう…?」
俺は指導する振りをしながら近づき、かえでさんの腕と腰にさりげなくタッチした。――ぴくん…っ!
「あんっ!」
俺に尻を撫でられ、かえでさんは可愛い悲鳴をあげて、腰をくねらせた。
「ほら、背筋を伸ばして…!ちゃんと的を見ないと駄目じゃないですか」
「〜〜きゃあっ!?」
もみもみもみ…。前屈みになったかえでさんの胸を後ろから揉み、上半身を無理矢理起こしてやる。
「〜〜やっ、やめなさい…っ!集中できないじゃないの…っ」
「フフ、さっきのお返しですよ。−―ほら、早く投げて下さい。でないと、ずっとこのままですよ?」
「あふっ、ふああぁぁ…っ!そ、それもいいかもぉ…」
俺のテクニックの前に、かえでさんはだんだん勝負どころではなくなってきたようだ。よし、この調子だ…!
俺はかえでさんのブラジャーの中に手を入れて胸を直に触り、耳を甘噛みした。
「〜〜ひぃぃっ!そ、そんなの反則よぉ…」
「フフ、敏感に反応する方が悪いんじゃありませんでしたっけ?」
「そ、それは…、〜〜あああ〜んっ!」
さらに、パンティーの中まで弄られ、かえでさんはあっという間に腰砕けになった。俺に支えられてやっと立っている状態だ。
よし、この状態で投げれば、確実に90点未満で終わるだろう…!さぁ、早く投げるんだ、かえでさん…!!
「はっくぅ…んっ、――あっ、そこイイ…っ!〜〜あはぁっ…!!はぁはぁ…、〜〜こんのぉ…っ!!」
かえでさんはボーッとした頭のまま、ヤケになって、ほとんど的を見ずに矢を投げた。――ビンッ!よし、これで俺の勝利は決――!!
「100点、おめでとうございま〜す!!」
「……へ…?」
かえでさんの投げた矢は、あろうことか、ど真ん中に深々と突き刺さっていた…!あんな状態で投げたのにも関わらず…だ。
〜〜これはミカエルからの天罰だろうか…?
「ふふふっ、またまた私達の勝ちねぇ、お・お・が・み君っ!」
あやめさんは鋭い目つきで笑いながら、俺の額にデコピンしてきた。
〜〜やっぱり、これはセクハラとイカサマを行った俺へのミカエルからの天罰らしい。まぁ、あんな堂々としたセクハラ、バレて当然だろうが…。
「ふふっ、もう、馬鹿…」
かえでさんも罵ってはきたが、あやめさんとは反対に嬉しそうだ。
部下…、いや、今は俺の方が上官か。上官からの公然わいせつをかえでさんのような厳しくて凛々しい人が喜んだなんて…!これはこれで、作戦を遂行した甲斐があったというものだ。
「こんなこと許してあげてるの、大神君だけよ?ふふっ、感謝しなさいよねっ!」
つん…っ!と、今度はかえでさんに額を小突かれた…!
あぁ、やっぱりこの藤枝姉妹の仕草はいつやられてもグッとくるぜ…!!
「――これで私達の勝ちが決まったわけだけど…、ふふっ、約束通り、罰ゲームを受けてくれるわよね?」
「〜〜えっと…、つ…、次のルーレット勝負で勝った方が勝者っていうのは…いかがですか?今までのは楽しいお遊びということで…」
「…ですって。どうする、姉さん?」
「そうねぇ…。じゃあ、旅行中のショッピング・食事代・その他施設利用費を全て払ってくれるんなら、やってあげてもいいけど?うふっ!」
〜〜かえでさんへのセクハラに相当嫉妬しているのか、あやめさんはいつもより厳しい…。纏っているオーラが違う…!
「〜〜わかりました…。ですから、ルーレット勝負させて下さい!お願いします…!!」
「ふふっ、わかったわ。その代わり、次負けたら絶対に罰ゲームやってもらいますからね?」
「〜〜う…、はい…」
〜〜この上、罰ゲームまで課されてはたまらない…!
俺が思い描いているのと同じようなエロい罰ゲームだったら、いくらでも受けてやるんだが、あやめさんとかえでさんのことだ。どうせ、旅行中ずっと荷物持ちしろだの、マッサージしろだの、酒とつまみ買ってこいだの、そういうパシリ的なことに決まっている…!
〜〜何としてでも次は絶対に勝たなければ…!!
最後の勝負のルーレットは、玉が入ると思われる色と番号を予想し、チップをベットするという定番ゲームだ。この勝負は先程までのようなイカサマはきかない。己の運だけが頼りだ…!
「――ルージュの7!」
「――黒の15!」
「では、廻しま〜す!」
あやめさんはルージュの7に、俺は黒の15にそれぞれ五十銭分のチップをベットした。ディーラーのバニーガールがルーレットを廻し始める。
勝負は一回のみ…!頼む、ミカエル…!最後に俺に微笑んでくれ…!!
――カラン…!
「黒の15!大神一郎さん、おめでとうございま〜す!!」
「や、やったぁ…!」
遂に天上界におわしますミカエル様が俺に微笑んだ…!!これで、あやめさんとかえでさんにエロエロな罰ゲームを強要できるぞ…!!
「〜〜はぁ…、仕方ないわ。約束ですものね…」
「さぁ、何でも言って頂戴。ふふっ、どうせエッチなことなんでしょ?」
「それはお楽しみですよ。まずは俺の言う通りに着替えて下さい」
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